学科概要

自然環境とグリーン社会の調和に向けたデジタル改革に貢献

数理科学,地球科学,材料物性学,エレクトロニクスの諸分野が共創することで自然環境保全とグリーン社会の実現を目指し,高度な自然科学を学ぶことで人類の叡智を理解するとともにそれを先駆的デバイス・エレクトロニクス技術に活用する能力を身に付けます。デジタル改革に対応するため,最先端の実験装置を用い観測・取得したデータをプログラミングやシミュレーションを駆使してデータ解析する実践的なデータサイエンスを学びます。2年次後期から二つの教育コースに分かれて学修します。

主な分野:●数学 ●物理学 ●地学 ●電気通信工学 ●材料工学

数学と物理の基礎から応用までを総合的に学ぶカリキュラム

 数理科学、地球科学、マテリアル科学、エレクトロニクス、いずれかの分野の深い専門知識だけでなく幅広い学際知識を基礎として自然環境保全とグリーン社会の調和に貢献できる能力を身に付けます。当学科では、科学技術の専門を学ぶことに加えて、学んだ専門性を社会実装するために不可欠なデータ解析能力やプログラミング技術を併せて身につけることで、ハードウェアとソフトウェアの両面を学ぶことができます。

環境数物科学科での学びの流れ

1,2年生 専門分野の基礎的な知識・能力を養い、デジタル社会で活躍できるスキルを身につけます。

 教養基礎科目、英語科目とデータ解析とプログラミング科目、そして、理工系分野の基礎となる科目を履修します。また「基礎物理学実験」では一般的な実験の方法論やレポートの書き方、情報ツールの利用方法などを学びます。また、グリーン社会に関する学部共通科目を履修します。

 さらに環境数物科学科での数理科学系、地球科学系、マテリアル科学系、エレクトロニクス系を専門とする上で基礎となる科目を履修します。これらの科目を履修することで学生は専門分野の特性を知り、将来展望に照らして学生が興味を持っている専門分野を確認します。

2年生後期から2つのコースに分かれて学生が興味を持つ専門分野をさらに深めていきます。

 一方で、どのコースに所属しても学科のすべての専門科目を履修することが可能で興味に応じてカリキュラムを構成して幅広い知識を学ぶことができます。

数理科学・地球環境学コースこちら

機能デバイス物理コースは こちら

3年生 後期から研究室における研究活動が始まります。

 研究室における研究活動は比較的少人数で実施し、担当教員と学生が綿密に相談して研究活動を進めていきます。各専門分野での課題や方法論、学術論文の読み方を学ぶセミナー科目を履修します。「数理科学セミナー」、「地球科学セミナー」、「材料科学セミナー」、「エレクトロニクスセミナー」のいずれかを履修します。このセミナーでは、研究室ごとに分かれて活動を行い、各研究室における研究活動の実際を理解します。また、研究活動に必要とされる英語力を強化する「外国語文献購読」を履修します。

4年生

 研究活動を通じて、専門性を深化させ、その専門分野における研究動向と他分野との関連性、当該分野の科学技術の社会実装の状況を知り、学んだ専門性を将来に役立てる指針を示します。学生が希望する専門分野の知識の活用について教員とともに検討します。大学院への展望を含めて研究活動を推進します。

 「総合環境理工学セミナー」を履修して、専門分野とグリーン分野の関わりについて、学生の専門分野との関連を調査し、他分野の人と共創する能力を養います。グリーン社会の実現には学際的な知識と共創する能力が不可欠です。社会で必要とされるヒューマンスキルを身につけることができます。

免許・資格・進路

【想定される就職先】

●情報通信・データ分析関連 ●素材・材料関連 ●金融関連 ●教員・公務員 ●半導体・電気電子関連 ●鉱業・環境関連 

教員紹介

総合環境理工学部のポリシー